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■ダウジングとエネルギーバランシング

人間は長い歴史の中で、五感はもちろんのこと、それを超える感覚（第六感、超意識）を使い、生命をつないできました。水脈を見つけることが生死を分けた有史以前の時代に、木の枝でつくったYロッドで人がそれを探索したことがダウジングの起源だと言われています。二股の木の枝が、人が五感を超えて感じ取っている水脈からの信号を増幅させ、目に見える形でそれを表してくれるわけです。その技術が受け継がれ、ツールが開発され、また活用の幅も水脈や鉱石の探索のみならず、土地のエネルギーチェックや考古学的調査にも幅広く活用されるようになりました。現代では現代人が必要とする目的のために、たとえば自分に合う食べ物やサプリメントの選択、電磁波や化学物質の影響度のチェック、その他、日常的なことから人生の重大事に至るまで、さまざまの場面の選択における判断材料としてダウジングが用いられています。

さらに現代のダウジングは、上記のようないわゆる探索を目的とするセンシングに加え、調和的なエネルギー（無数の周波数の集合によって生み出される）をつくるヒーリング機能をも備えています。19世紀終わり頃から20世紀の初めにかけて、五感では得られないエネルギー情報をとらえ分析する専門機器やメソッドの開発が進み、医療分野では病気のエネルギーを解析し、治療に有効な周波数のコード化が成されていきました。これらの潮流の中で、ダウジングもエネルギーチェックのみならずそれのバランシングに多く活用されるようになったのです。その場やその人の潜在的な自己調整力を引き出し、活性化させる技法が確立されてゆきました。そしてまた、ツールとしてのペンデュラムも、自然界の法則に学ぶ古代エジプト由来の神聖幾何学の長年の研究により確立された理論に基づき、特定のバイブレーション（波動）エネルギーを放つように設計された多様な機種が生み出されています。

以上からわかるように、ダウジングはオカルトでも超能力でもなく、生体工学、脳科学、心理学、量子論その他が融合した、論理的、系統的に学ぶことのできるひとつの技法です。そしてその技法は、自然界の調和に沿った行いの技法として、自然界の大いなる存在（法則）との響き合いを前提にしています。その意味で、ダウジングは神聖なdivine行いであり、アメリカやカナダではディバイニングDiviningとも呼ばれています。また、フランスではラディエスセシア（フランス語の発音ではラディエステジィRadiesthésie「エネルギーを感じ取る能力」）と呼ばれています。

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